鹿児島県獅子島の離島デザインカンパニー │ 株式会社島のごちそう

初めてのブログ

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公式ブログの初投稿です。

 

かなり長くなってしまいましたが、読んでいただけると嬉しいです。

 

 

自己紹介

 

みなさん、こんにちは。

 

鹿児島県最北端に位置する人口690人の小さな離島「獅子島」で親父と共に漁師をしております、

山下城と申します。

 

 

病院も交番も、信号機もないそんな小さな島で、

大正8年から代々続く漁師業を守り続け、私で4代目、昨年2019年でちょうど創業100年を迎えました。

 

“幸多き漁を・・・”と、先代が願いを込めた船名を持つ”幸漁丸”で、

底引き網(吾智網)漁や芝籠漁、刺し網漁、追い込み網漁など多様な漁法を手掛けており、

20年ほど前から化学肥料や栄養剤を一切使用しない、あおさのりの生産にも力を注いでおります。

 

また、”地元・獅子島をもっと多くの方に知ってほしい。”、”獅子島を元気にしたい。”という想いから、漁師の仕事をやりながら、島の方々と一緒に、獅子島の特産品やおいしい海の幸・山の幸を全国にお届けする販売事業や観光事業、飲食事業を展開する「島のごちそう」を立ち上げました。

 

時には長靴とゴム合羽で漁に出る、時にはPCに向かってデザインや企画を練る、時にはスーツにビジネスシューズで営業に向かう、そんな毎日を送っています。

 

「島のごちそう」公式サイトはこちら

 

 

 

みんなびっくり!まさかのUターン

 

そんな私ですが、2019年までは大手企業で働くビジネスマンとして働いておりました。

 

国内営業として実績を作り会社の海外語学留学制度に抜擢、当時前例を見ない早さで海外駐在員としての仕事を任されました。

 

2012年から約6年間、世界第2位の経済大国中国の経済の中心「上海」で前職の中国ビジネス拡大に携わってきました。当時は、家族も一緒に上海での生活を満喫していました。

 

中国・上海の外灘にて家族写真

 

順風満帆だった前職時代の私ですが、何か胸の奥に引っかかるような、心残りのような、上手く言葉では表現できませんが、何か物足りなさのようなものを感じていました。

 

それは帰省のたびに地元・獅子島が衰退していくのを肌で感じていたからかもしれません。

 

年々漁船が減り賑わいを失い閑散としていく港、後継ぎがいないため船を売却し夕暮れの海辺をただただ眺める引退した漁師さんたち、生徒が減り閉校し役目を終えた学校を目の当たりにしてきました。

 

島を離れていたから感じる、島の日常の価値、そこに描かれる人間物語。

 

”このままでは故郷が無くなってしまうのではないか”、”もう一度元気な島にするために俺に何かできることがないだろうか”と考えるようになり、6年間の駐在経験やそこで築いた人脈が背中を後押しし、帰国してすぐに上司に退職の意志を伝え、2019年に家族と一緒に獅子島にUターンしました。

 

私の決断に対し驚きのあまり言葉を無くした妻でしたが、

最終的には、”あなたが本当にやりたいことをやればいい。ただ、成功させてね。”と後押ししてくれました。

 

 

そんな私のUターンまでの経緯を鹿児島のローカルテレビ(MBC)に取材していただきましたので、

興味がある方は下の動画をご覧ください↓↓↓

 

 

今思うと・・・やっぱり地元が好き

 

 

中国でビジネスを進めていく上で切り離せないのが、お酒の文化です。

私も中国人の方と何度も酒を飲み、サイコロゲームで遊び、何度も記憶をなくしてきました。笑

 

”都在酒里(ドウザイジョウリィ)=人間関係も商売もすべて酒の中にある”という中国語がありますが、

これは、”同じ酒を飲んで腹を割って話をしてそれから一緒に事を進めていこう”、”つらい時は俺たち仲間がいるからお互いに支え合っていこう”という考え方が言葉の裏に込められているといいます。

 

この言葉に対して私は、どこか懐かしく、また自分が育った故郷に近しい感覚を抱きながら仕事をしていたことを思い出します。

 

そのころから地元がやはり好きだったのでしょうね。笑

 

 

それでは、今後も故郷・獅子島に関する情報やおいしい海の幸・山の幸の商品情報をこちらで発信していきたいと思いますので、引き続き宜しくお願い致します。

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